兼題「春泥」 オンライン「火星句会」 2021/02/162021年02月19日 09:19

句会前のひと時、何となく雑談が始まり、紗希先生が帝王切開が痛かった、死ぬほど痛かったと話し始めたので、何事かと耳をそばだてていると、予定日よりも1ヵ月早く破水して帝王切開することになったけれども、麻酔するので当然痛みはないものと思っていたところが、とんでもなく痛かった云々という話で、なんでもそれが今日のことで、つまりは今日はお子さんの誕生日なのでした。誕生日はお母さんが頑張った日、お母さんに感謝する日だよって何かで耳にしましたが、紗希先生おめでとうございます!の声でこの日の句会は始まりました。

この日の参加者は24名。私の投句は以下の3句でした。

ミャンマーにいつまで続く春の泥

春-春泥 この句は、紗希先生を含めて2名の方に並選を頂きました。お一人の方からは<時事問題を春泥に託して巧みと思いました。国のイメージにも合っています。>という評を頂きました。紗希先生からは、「いつまで」ではなく「どこまで」とした方が空間性が生まれ、問題を広く投げかける形になるのではないかと指摘されました。いつまでか、どこまでか、どちらにするかは実は私も迷ったところでしたが、詰め切れずに投句してしまいました。ここは、やはり先生ご指摘の通り、「どこまで」が正解だったようです。

春泥に足取られ行く通学路

この句は、「春泥」「子供」「通学路」という、類想の多い表現だという指摘がまず一つありました。私もそれは分かっていましたが、まあ作ってみましたという句です。先生からは、中七をもっと具体的・即物的な表現にした方がよいとも指摘されました。例えば「靴下汚れゆく」等。このあたりの呼吸は、私にはまだなかなか難しい所です。

春泥や青空の果て舞い上がる

この句は、「カッコよくなり過ぎ」「きれい過ぎ」と評されました。春泥と青空の取り合わせはいいので、下5を「風が吹く」くらいでどうかと指摘されました。この句も、練り方が不十分のまま投句してしまったようですが、それが私の今の限界なのかもしれません。

次回の予定 3月16日(火) 火星句会 兼題「石鹸玉」

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