兼題「蟹」 NHKカルチャー 2019/06/13 ― 2019年06月13日 15:40
あらかじめ、兼題の句一句以上を含んだ3句を、一週間前までに提出。当日はアトランダムに並べ替えた全員分の作品一覧が配布され、その中から各自いいと思う3句を選出。その中の一番いいと思う作品を特選としておく。その後集計し、得点の多いものから順に講評してゆくといった流れです。
さて、この日の私の作品は次の3句です。
① 南天に鳩宿りたる五月かな
夏-5月 この日の出席者は21名で会場一杯でしたが、残念ながらどなたも採っていただけませんでした。採って頂いたのは紗希先生だけです。ちなみに、紗希先生だけは数に縛られず、何点でも採ることが出来ることになっています。
<鳩宿りたる>ではなく<鳩巣籠もれる>の方がいいのではないかということでしたが、5月の季節感が出ていると評価していただきました。
② 戯れに追い掛けてみる磯の蟹
夏-蟹 この句は3点頂きましたが、そのうち2点は特選でした。特選を付けた方の批評としては、<面白い><子供でなく、ある程度の大人だということが分かる>といったことでした。紗希先生からは、<自分のことしか書いていない。蟹はどうした。>という批評をいただきました。確かにその通りで、季語である<蟹>には余り比重が掛かっていません。この句の主題は何となく寂しい気持ちであって、蟹はつけたしなんですね。そういう作り方はどうなんでしょうか。
③ 潮引いて夕日に染まる蟹あまた
夏-蟹 この句は、残念ながらどなたも採って頂けませんでした。紗希先生からは、<夕日とくれば染まるは当たり前で、ベタ過ぎる。歩くとか、止まるにした方がよい>と批評されました。なるほど、仰る通りでした。
この日の紗希先生は、マイクを使ってのお話でした。今朝起きたら、ほとんど声が出ない状態だったそうです。梅雨寒が続いて、風邪でも引かれたのでしょうか。くれぐれもご自愛くださいませ。
兼題「父の日」 火星句会 2019/06/18 ― 2019年06月18日 21:13
火曜日に開催される句会だからこう名付けられたのだと思いますが、神野紗希先生の主宰する句会です。兼題一句を含む3句を短冊に書いて持参。当日大きな台紙に適宜貼り付けて、参加人数分コピーして配布。各自いいと思う3句を選び、その中で一番いいと思うものを特選としておく。誰々選と言って、各自自分の選んだ作品を発表。その後得点の多い作品から順に講評してゆくという流れです。この日の参加者は23名でした。
さて、この日の私の作品は次の3句ですが、実はこの日は句会を欠席するつもりでした。何故と言って、兼題が「父の日」ですから。「父の日」と言われても、何のイメージも湧いて来ません。当然句も作れません。お手上げです。いつ欠席のメールを紗希先生に送ろうかと思っている内に、ふと作ったのがこれ。
①
父の日の祝いに欲しや花一輪
夏-父の日 せめて花を一輪でもいいから欲しいという、父親のいじらしい気持ちを句にしたものです。そのまんまの句です。紗希先生からは、何の花なのか具体的な花の名前を書いた方がいいとアドバイスされました。例えば<薔薇一輪>とか。いやいや、くれるものなら何の花でもいいです、という、情けない結末でした。
②
蔓薔薇の紅きを愛でて父逝けり
夏-蔓薔薇 これは5月の半ば、庭の蔓薔薇が満開の中を逝ってしまった父親のことを句にしたものです。父親と私で一緒に苗木を買ってきて植えた、思い出の蔓薔薇なんですね。紗希先生からは、<愛でて>が気になると言われましたが、そしてそれは私もそうだったんですが、余りあれこれ考えない事にして、このまま出句しました。
③
ギヤマンの金魚懐かし夜の市
夏-金魚 紗希先生からは、<ギヤマン>とくれば<懐かし>は当然の表現だから、ここは言い過ぎだと指摘されました。それは確かにその通りなんですが、他に思いつかなかったんですよね。ここが私の発想の限界でした。これ以上は諦めずに精進するしかないですね。
紗希先生、今日はマイクは使わずに句会を切り盛りされました。マックスのボリュームは出ませんでしたが、喉の調子はほとんど回復されていました。変化の激しい気候が続きますから、引き続きご自愛くださいませ。ダリア ― 2019年06月20日 15:32
水着 ― 2019年06月27日 15:00
こっそりとインスタ映えの水着買う
8月1日の兼題が「水着」なので、そろそろ何か作ろうと思って、ふと出来たのがこれです。もちろん水着を買うのは若い女性に違いないので、完全に虚構の作品ですし、インスタ映えという今日の風俗を扱っていますので、何だか川柳のような句になってしまいました。と言っても、俳句と川柳の違いをいざ説明しようとすると、中々難しいことではあります。両者の生まれの違いを説明しても、今日の説明には不足している気がしますし、皆がこれが川柳だと何となく了解しているものが川柳なんですね。俳句も似たようなもので、元々は連歌に対する俳諧連歌として登場し、その発句が独立して明治期に俳句と称するようになりますが、無季もあれば自由律の句もあります。小説の世界には純文学と大衆文学という、これもよく分からない区別がありますが、それと似たようなものかもしれません。短詩型文学における純文学が俳句で、大衆文学が川柳という訳ですね。あ、これは今私がふと思いついた事で、恐らく誰も言っていないことだと思いますので、恥をかきたくなければ誰にも言わない方が無難です。でも、分かり易い分類かもしれませんので、自己責任でお使いになる分には構いません。ネットにこんなことが書いてあったと、自慢してみて下さい。
俳句の講座を主宰する先生によっては、略語や流行り言葉を使ったりするのを嫌う方もいらっしゃるようですから、<インスタ映え>なんてとんでもないと仰る方もいらっしゃるかもしれません。紗希先生は随分ストライクゾーンの広い方のようですが、この句は何とご批評なさるでしょうか。それが楽しみと言ったら失礼ですね。それよりも、もっとましな句に練り直さねば。
彼氏連れインスタ映えの水着買う
初めの句はまだ初々しい女性の気持ちですが、二番目のは随分世慣れて来た女性のようです。どちらの女性がお好みですかね。(06/29)

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