兼題「良夜」 火星句会 2019/09/17 ― 2019年09月18日 15:59
俳句甲子園の仕事で、松山へ1ヵ月帰っていらした紗希先生でしたが、元気なお姿をまた拝見することが出来ました。お子様の様子など一渡り雑談に花を咲かせた後、久しぶりの句会が始まりました。この日は句会のほぼフルメンバーで、30人の参加者で一杯でした。この日の私の投句は次の3句です。
① 人寂し工場街の良夜かな
秋―良夜 この句は、特選でお一人の方に採って頂きました。紗希先生からは、上五(人寂し)を言わないで、具体的なことを書く方がよい。例えば「一人行く」等、考えてみて下さいということでした。私としては、「人寂し」というのは単に自分の気持ちが寂しいというだけではなく、がらんとして誰もいない工場街の様子も表しているので、まあ許容範囲かなと思っていましたが、まだまだ甘いようです。
② 名月や家路を急ぐ畠道
秋―名月 紗希先生からは、「家路を急ぐ」はNGなのよね、と一蹴されました。まあ、たぶんそうなりそうな予感はあったのですが、かと言って代わりの表現も思いつかず、果たしてどこまで許容されるかという興味半分で投句してしまいました。「家路間遠し」等考えてみて下さいということでした。
③ 休暇明け姿を見せぬ友一人
秋―休暇明け この句は、私の実際の体験を元にした、追悼の句です。4月から採用された新人で、とても明るく人好きのする方でしたが、夏休みに一人で登山していて、激しい雨の急な増水に流され、命を失ってしまいました。この事故は新聞にも載っていたそうですが、私は後から知らされました。紗希先生からは、もっと具体的に書いた方がいいのではないかと言われましたが、私の精一杯の追悼句ということで、ご容赦願いたいと思います。
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