兼題「万緑」 オンライン金星句会 2024/07/09(火) ― 2024年07月17日 10:46
万緑や大樹のもとに竹刀振る
この句は紗希先生から並選を頂きました。また、こんな評も
<試合が近い感じが季語と合っていて良いですね。>
万緑や流れのままに舟下る
この句はこんな評をいただきました。
<万緑の距離感と時間経過が良いですね。>
万緑の一瞬にして燃え尽きぬ
この句は、ヒロシマの過去と未来の光景について描いてみたものです。
次回の予定
8月13日(火) 兼題「桃」
兼題「箱庭」 オンライン金星句会 2024/06/11(火) ― 2024年06月24日 10:27
箱庭や水平線と暮れて行く
箱庭-夏 お一人の方から並選を頂きました。次のような講評も。
<水平線との取り合わせが新鮮で、夕日が美しいです。>
夏の雲影を落として北海道
北海道ではなく、もっと狭い範囲の具体的な地名を書いた方がいいということでした。
夏芝居裏の神社のにぎやかさ
次回の予定
兼題「木苺」 オンライン金星句会 2024/05/14(火) ― 2024年05月18日 11:25
木苺や一人摘み食う山の道
木苺-夏 「山の道」ではなくもっと具体的に書かないと、とは紗希先生のご指摘でした。
緑雨かな白々と梢輝く
緑雨-夏
順序を逆にして、<白々と梢輝く緑雨かな>とした方がよいとは、紗希先生のご指摘でした。
遠雷や体の底に溜まるもの
遠雷-夏 この句はお一人の方から並選を頂きました。
また、次のような評も。ありがとうございます。
<「溜まるもの」とやや漠然としてはいますが、自身の「体の底」にあるものを思いました。近い雷ではなく「遠雷」なのが、過去とか色々想像させる力があると感じました。>
次回の予定
6月11日(火) 兼題「箱庭」
兼題「野遊び」 オンライン金星句会 2024/04/02(火) ― 2024年04月05日 15:57
「野遊び」という季語の持つイメイジとしては、春めいた野外での楽しいひと時と言った感じでしょうが、季語に余り囚われない私は、反対に不活発でいじいじしたものの方へ引き寄せられるのでした。
一日を野遊びもせず書も読まず
春━野遊び この句はお一人の方から特選を頂き、先生も入れて3人の方から並選を頂きました。ありのままの自分を詠んでみた、という句ですかね。
野遊びや道失ひし夕暮れ時
この句はお一人の方から並選を頂きました。<「道失ひし」がこの句を締めています。人生のある時に道に迷うことをさり気なく詠んだ句。「夕暮れ時」を「日暮れ時」、「夕間暮れ」など下五に。>というご批評も頂きました。確かに<日暮れ時>とした方がよいようです。ありがとうございました。
野遊びや野球やろうぜみんなして
下5をよく考えなさいということでした。
次回の予定
5月14日(火) 兼題「木苺」
兼題「桜貝」 オンライン金星句会 2024/02/07(水) ― 2024年02月12日 15:36
先月は先生のご都合で句会の日程が変更になり、私は参加出来ませんでした。今月も同じ日程の変更があったのですが、何とか参加できました。
引き波に桜貝一つ拾ひける
春-桜貝 この句は紗希先生から並選を頂きました。
桜貝いつか天女の忘れしか
春浅き野をや行かんと吾(あれ)と汝(なれ)
最近はどうも体調がよくありません。それはパーキンソン病のせいなのか、風邪の症状の一つなのか、それとも単なる春愁の類に過ぎないのか、自分のことながらはっきりしないのが嫌になります。それでも俳句に向き合うことによって、毎日の生活に一本筋が通るような気がします。
次回の予定
いつもとは違う企画をやるかもしれないということですが、とりあえず3月はお休みで、次回は4月2日(火) 兼題「野遊び」です。
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