兼題「雑炊」 火星句会 2021/12/7(火)2021年12月11日 09:08

今回は前々回と同様対面での句会でしたが、前々回と同様に投句と選句の部分はオンラインで済ましておいて、いきなり合評から始まる句会となりました。当日、選句の結果がプリントアウトされた資料が配布されて始まる訳ですが、うまくプリントするのがなかなか難しくて、紗希先生苦戦中のようです。全部オンラインでやるなら、ほぼ完璧なプログラムが出来上がっているのですが、一部だけ対面での句会となると適切な資料作りが難しい。こういう所は、句会の主宰者である紗希先生に全面的にお任せで、私達参加者はただ便利に利用させて頂いているだけになります。

それにしても、選句までネットで済ませておくこういうスタイルは、これから主流になって行くのではないでしょうか。(もうなっている?)と言うのも、選句に十分な時間をかけることが出来るからです。例えば100句もある投句から20分で選句しなさいとか、初心者にはとても無理という句会もあったりします。私の場合にはまず季語の知識が乏しいので、十分な理解をしないまま選句してしまいがちです。今は季語を調べるのもネット環境があれば簡単に出来ますから、十分に内容を理解したうえで選句する方がよいのは、言うまでもありません。

さて、そんなこんなで今回の投句参加者は22名。私も3句投句しましたが、ここに掲載できるのは下の1句だけでした。

 

雑炊や鍋の混沌そのままに

 冬雑炊 この句は、紗希先生から並選を頂きました。混沌とは、①物事が入り混じってハッキリしないこと。もやもや状態 ②天地創造の神話で天と地が分かれていない状態を言います。私としては、②の意味を踏まえつつ、表は①の意味で句作りをしたかったのですが、作者のこまっしゃくれた意図など気にもかけず、<おいしい鍋だったのですね><本当にそうだなと思う>と、おいしい鍋と雑炊の完成を喜んでいただきました。俳句は、具体的で単純に作る方がいいみたいです。 

次回の予定 2022年1月18日(火) 兼題「寒卵」

*対面での句会を予定していましたが、オンラインに変更。(1/14)