兼題「春の星」 火星句会 2020/03/24(火)中止2020年03月18日 10:43

紗希先生から、メールがありました。「コロナウイルス感染拡大予防のため、お休みとさせていただきます」ということでした。句会が集団感染の場になったら大変ですから、何とも致し方のないことです。

それにしても不思議なのは、店頭からマスクが消えて大分経つのに、電車などではほとんどの人がマスクをしていること。みんなどこで買っているのだろう?花粉アレルギーの人は、マスクの買い置きもあったとは思いますが。そんな時、Amazonのサイトを見ると、マスクが一箱1万円程度で売られていたりしました。送料が1万円とか、訳の分からない記述でしたが。安く仕入れて高く売って儲けるのは資本主義社会の基本であり、違法行為ではないなどと、テレビで講釈を垂れていたしたり顔が不愉快でした。

春寒し高値転売ぬけぬけと

時事俳句というのでしょうか、世相を詠んだこんな句に対する紗希先生のご意見を伺ってみたかった。

兼題の投句は下の2句を推敲中でしたが、句会が中止になって、最後の詰めが甘いようにも感じられます。いかがでしょうか。

吹かれ来て海 一面の春の星

この句は、575ではなく、755で読んで欲しくて、<海>の後にスペースを入れて表記しているのですが、それは構わないでしょうか。もちろん、そんな書き方をしなくてもちゃんと意図するように読んでもらえる表現にしなければいけないのでしょうが。そんなことも紗希先生に聞いてみたかった。

春の夜、後ろから吹く風に押されるように歩いて来て、ふと見るといつの間にか海の畔に。見上げると、うるんだような春の星が一面にひろがっている。そんな心象風景です。

春の星ポツリと光る夕間暮れ

夕暮れ時、いち早くポツリと光る星は、いかにも春めいてうるんで見える。という句ですが、これは実際に何度か見た気がします。どこと具体的なことは思い出せないのですが、言わば記憶の中の光景とでも言うのでしょうか。

 

次回掲載予定 4月9日(木)NHKカルチャー 兼題「菜の花」

 (さて、NHKは開講できるだろうか?)