兼題「冬の蝶」 火星句会 2019/11/19(火)2019年11月21日 15:17

火星句会の会場までは、一度乗り換えても40分くらいで最寄り駅に着きますから、私の感覚では遠くはない距離なんですが、それでも電車の事故等で遅れると困りますから、少し早目に出ます。それで丁度お昼時の時間なので何か軽く食事でもと思うものの、これから3時間近い句会があると思うと余り食欲も湧かず、コーヒーでも飲んで誤魔化すかと駅前の喫茶店に入ったのはこれで3度目でした。で、この日は初めての店で、一緒に頼んだチーズケーキが絶品でした。上にアイスクリームが乗っており、こんなの初めてだと思って食べてみて、何とも言えず美味い!空腹だったせいもありましょうが、次回もこれを食って会場入りかなと思わせる一品でした。

この日の私の投句は次の3句。参加者は24名でした。

凍蝶(いてちょう)よ何の夢見る石の上

凍蝶や昨日の夢を見るならん

冬の蝶はたはたはたと光浴(あ)ぶ

冬-凍蝶、冬の蝶 ①②③は一応連作のつもりですが、俳句における連作とは何か、まるで知識はありません。あくまで「つもり」です。①は2名の方、②③はそれぞれ1名の方から並選を頂きました。

 紗希先生からは、①「何の」が漠然としているから、具体的に、断定した方がよい。例えば<母の夢見る>とか。②「昨日(きのう)」というのは、長い時間になるので、例えば<昨夜>とか短い時間表現にした方がいい。③の「はたはたはたと」いうのは蝶の儚さをうまく表しているが、「光浴ぶ」というのは言い過ぎ。例えば<日の光>等ではどうか。と言った評を頂きました。

 俳句の世界には独特の表現や言い回しがありますが、<言い過ぎ>というのも、その場では何となく分った気になっても、改めてどういうことかと考えてみるに、よく分かっていないことに気付きました。俳句は一応詩ですから、論理よりも何か象徴的なものを具体的な物に託して表現することが大切(らしい)。ですから<言い過ぎ>というのは、「言わなくても分かることなのに、説明し過ぎる」というくらいの意味なのでしょうか。今度紗希先生に聞いてみましょう。

◎次回掲載予定 12/12(木)NHKカルチャー

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